２６・退院してからが勝負(それでも僕は仕事に向かう！)

２６・退院してからが勝負(それでも僕は仕事に向かう！)

熱を出しながらも無事退院を果たし、家に帰って来たのだが、翌日には何度か行っている内科へ風邪薬をもらいに行ったのだが、何処へ行くにもウチからは坂を必ず下る。何せまだまだ歩くのも大変な状況で、尚且つ熱があるなかようやく病院へたどり着いた。

薬もしっかりと効き、退院２日目には相談を受けたのでさっそく役所に向かい相談内容の解決にあたった。

ここで、はたと考えた。仕事は復帰したいし、しなければならない！しかし、体の片麻痺や言語のリハビリをしなければならない。

が、しかし何も決まっていないのである。区外・都外の回復期病院だったせいなのか、この退院→在宅でのリハビリへの移行はうまくいかなかったのである。

上手くリハビリの流れができるまで、ひと月程かかったであろうか、しかし、回復期のリハビリは内容は別にしても毎日行ってもらっていたが、訪問のリハビリは週に一回である。

内容はとても良く、これならば回復していくと思う方が来てくれてはいるのだが週に一度では良くはならないと思い、月に二、三度信用できる方にご紹介頂き日々毎日自分で行う自主トレーニング方法を伝授いただき毎日ゞ繰り返し、地味～な基本的なトレーニングをするのだが、何せ左手足が麻痺している状態でのトレーニングは容易ではなく、特別なやり方で時に筋肉が痙攣する事もあり、一つのメニューを間違いなくこなす事は容易い事ではないが目標はただ一つ、「完全復活」を目指し来る日も来る日もメニューをこなしていったのである。