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その時、妻は

妻の後悔〜その1〜

私たち夫婦は結婚当時から同じ布団で寝ています。

別床・別寝室などが出来るような広いお家ではなかったというのもありますが、何を隠そう!仲が良いのです(笑)

そんなわけでお互いの『いびき』『寝言』『寝っぺ』『歯ぎしり』ぜぇんぶ知っているわけです。

寝てしまえば自分のことはわかりませんが、相手のことは気になります。

そう、旦那は『睡眠時無呼吸症候群』だったのです。それもここ何年かの話ではなく、かなり前から。

夜中、私が眠りの浅い時間になると聞こえてくるんです。旦那のいびきが。

『んがーんごー』とそれはもうすごいのです。始まったなぁと思っていると突然ピタっと止まる。

シーンとした時間が15秒‥30秒‥と、『ん⁉︎息止まってる?ちょっと長くないかい?』と思い、寝ぼけながら旦那を揺らすと、『んんがーーー』とまた始まる。それが真夜中から明け方まで続くのです。さすがに心配になりある日旦那に言いました。

『弘三さん、眠っている時かなり長い時間息止まってるよ。一度病院でチェックしてもらった方がいいよ。あまりひどいと脳梗塞とかの心配も出てくるらしいよ』と。

でもその時は議員として走り出して間もない頃、そんな時間の余裕などありませんでした。その後も睡眠時無呼吸症候群は当然ながら治ることもなくかなりの時間が過ぎていきました。

折りに触れ『病院行こうよ!』と言っても『今は忙しい』と言われ、ケンカになることもしばしば。何度『自分の身体を大事に思うことの出来ない人が、区民を大切に思って、区民のために働くことなんて出来やしないよ!』と言ってしまおうと思ったことか‥

でもあの時、言い合いしてケンカをしてでも病院に連れて行くべきだったと、そうしたら2017.11.26の脳幹梗塞はもしかしたら回避できたかもと、全部『たられば』なのだけど、そんなことを思う『後悔先に立たず』の妻でした。

 

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