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それでも僕は仕事に向かう!

5・車を持って来て!(それでも僕は仕事に向かう!)

しばらくしてから妻に主治医から状況が話がされ、脳幹動脈解離よる脳幹梗塞を起こしていると伝えられた。

カテーテル治療や開頭手術ができるような梗塞箇所ではなく、投薬で様子を見ていくしかない状況であること(術中に命を落としかねない複雑な場所だったらしい)

呼吸や心臓を司る延髄にいつ梗塞が広がってしまうかわからず、そうなると呼吸や心臓が止まり死に至ること。

2週間は危ない状況が続くのを覚悟してほしいこと。

会わせたい人(親族のみ)がいるのであれば早めに合わせておいたほうがいいことが伝えられたそうである。

本人はICUに入っていたが、意識はしっかりあり続々と駆けつけた家族には、

喉が乾いて仕方がないから炭酸水が飲みたいこと、退院するからすぐに車を持って来るようにと(次の仕事の約束が気になって仕方がなかった)言いたかったのだが声も出ず、筆談で伝えようとするのだが右手でペンを持てる状況でもなく、そのうちに疲れて眠ってしまうというのを繰り返しながら、目が覚めれば仕事の約束の心配をしていたの覚えている。既に妻が仕事関係も含め約束している方には連絡を入れてくれていて、その事は大丈夫よ!と伝えられて安心してまた眠っての繰り返しであったようだ。

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