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それでも僕は仕事に向かう!

3・ついに力果て(それでも僕は仕事に向かう!)

第二回目からウェーブスタートとなり自分もいよいよ時間になりスタートを切った。

逆に言えば運命が大きく変わって行くカウントダウンが始まったと言える。

手探り状態の走りであったがなんとか3キロ地点ぐらいまでは頭痛は残りながらもゆっくりと走ることができた。

のちに聞いた話だが、すでにいつもと違う様子だったよ!という方は数名いたのだが・・・・

しかし3キロあたりを過ぎた頃から頭痛はさらにひどくなってきており走るのもやっとという感じであった。自由通りに入るころには走っている汗よりも冷や汗に変わっていたような気がする。

何をやっても頭痛が治まらず、いつリタイアしようかいつ止まろうかと悩みながらの走りとなった。

都立大学で(旧トーヨーボール前)の給水所では水を取ったが、あまり喉を通らなかったような気がした。

なんとか目黒通りを走りきり、山手通りに入り、さあ後もう少しだ!と自分を勇気づけながら、何とかゴールを目指したが

目黒警察署の9キロ地点を通り過ぎた辺りでとうとう頭痛がひどくなり耐えきれずにたち立ち止まった。

立ち止まったときにはなんとか足腰は立っていたのだが、頭痛がひどくこれ以上は走れないと自分で判断をし、近くにいた人を捜したが、急に足腰に力が入らずそこにしゃがみこんでしまった。

すでに頭はクラクラ、痛みも頭が割れそうに痛い自分自身「やばい此れはただ事ではない!」と泣きそうになった。

助けを呼ばなくてはいけないと救急車をお願いします。と自分では叫んだのだが声になっていなかった。

そう声が出なかったのだ。

ちょうど歩行者との間に植え込みがあり、立ち上がらなければ助けを呼べないと渾身の力を込めてガードレールにしがみつき立ち上がり「助けてください救急車お願いします。」となんとか叫んで30~40m先の方に気がついてもらった。

その後はもう体に力が入らずガードレールにもたれかかりながら倒れるように沈み込んだのであった。

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