１６・回復期病院への転院〜復帰への道へ(それでも僕は仕事向かう！)

１６・回復期病院への転院～復帰への道へ(それでも僕は仕事向かう！)

暮れも押し迫った１２月２９日回復期病院いわゆるリハビリ病院へ転院の日がきた。

数日前に受け入れが決まりバタバタと段取りを進めこの日に決まった。普通の車ではいけないので、ストレッチャーで移動できる車両を使用しての移動となり、大袈裟かもしれないが、生きて帰れるかわからなかったのでほんの数名に知らせて見送っていただいた。ここから孤独で寂しい闘いと言っても過言ではない日々がまっていた。

転院先ではまず感染症にかかっていないか様子を見なければならず最低一週間は個室になるという。基本的な事を説明されてその中に一番ショックだが現実を突きつけられる書類にサインしなければいけなかった。

それは、入院生活中にもし二度目の梗塞を起こした場合の対応なのだが、１、その病院に任せる。(回復期病院なのでその辺の設備は揃っていない)２、〇〇病院へ緊急転送する。(ヘリではなく車両搬送)３痛みだけ取ってもらうの三つのうち一つ選択しなければならず、私は普段から自分が倒れた場合の対応は妻や家族に伝えていたが、こうして実際に倒れ生きていて、再度リスクのある状況で三択せよ！と突きつけられると涙がとまらなかった！私の出した答えは２、〇〇病院へ緊急転送である。助けられた命無駄にはできなかったのである。